こんにちは!
グラフィックレコーダーのとんぷです。このページをご覧になっているということは、少しでもグラレコに興味がある方だと思います。
「私もこんな風にまとめられるようになってみたい!!」
「でも、自分の絵に自信ないしなぁ…」
グラレコって絵が描けないと出来ない達人芸ってイメージありますよね。でも実は、少しポイントをつかむだけでも、イメージを絵でまとめられるようになり、自信がついていくんです。
ただ、グラレコって絵をあんまり描いたことない人からしたら、どうしても自分には出来ない!って思っちゃいますよね。私自身も中学校の美術くらいでしか絵を描いた事がなく、「絵に生気がない」って言われてきたので、初めは挑戦する気にはなれませんでした。
今回は実際に、全く絵を描いたことがなかった私がまる2年かけ、年間50件以上のイベントを担当するまでになるまでに至った、日々の練習法をお伝えします。それでは早速まいりましょう!
⒈◯△□が描ければグラレコはできる
最初は、きれいな◯、△、□を描く練習から始めましょう。
そのくらい簡単でしょ!と思っている方
意外と正円を描くのって難しかったりします。なので、それが描ければ十分にグラレコできる素質があります。
ポイントとしては、以下のことに気をつけてください。
- 一筆で角をしっかり繋げてかけている。
- 力強く線が描けている
- 正円・正方形・正三角形が辺の長さを意識し、バランスよく描ける
きれいな図形が描けたら、今度はそこに目と口を書き足し、顔を作ってください。方向性を持たせて何パターンか顔を作ってみるといいでしょう。
グラレコでは、こういった図形を使った人をよく登場させることが多いので、さらっと素早く描く練習を積んでおきましょう。イラストのベースは、基本図形になることをお忘れなく!
⒉アイコンを描けるようになるには、絵文字の模写が1番お手軽
グラレコをするのに役立つのが、絵文字のアイコンです。一番身近ですぐに見つけられるお手軽アイテムなので、これを参考に取り入れない手はないです。
アイコンというのは「😅・✨・🚌」こういうものですね。文字ベースのグラレコの中にアイコンが入る中で、印象がグッと変わります。
ポイントは絵文字をそのまま描くのでは、自分がスッと描けて、相手にも伝わるレベルに落とし込むことです。負担になりすぎずに伝わる描き方を心がけましょう。
⒊レイアウト練習は、自分がやってみたいグラレコを模写してみる
グラレコでの文字やアイコンの配置をどうするか、レイアウトについて練習するときは、自分がこう描いてみたいと思うグラフィックレコーダーのグラレコを模写してみましょう。
模写することで、
「この人は、こういう色遣いを意識してるのか!」
「ここで改行すると、しっくりくるようになってる!」
など、新しい気づきを得ることができますよ!
学校の授業とかでも、新しく習うことは、黒板をみながら丸写ししていきますよね。
それと同じように、まずは丸写しをしながら、これは自分にはできない、とか、自分だったらこう描く、というものを見つけていってください。
憧れのグラフィックレコーダーさんやなりたいイメージがあるなら、一度はやってみることをオススメします!
私は、グラレコを描く練習をすることは、言語の読解を学ぶステップに似ていると思っています。
描けるパーツを増やしてから、レイアウトを学んだ方が上達しやすい
英語を勉強するとき、皆さんは最初、アルファベットから練習し、単語の練習をしてから、文の構成を学んでいきましたよね。
グラレコも一緒で、いきなり、描こうとするとイラストが思い浮かばない、というつまずきがあります。
まずは、基本の図形(アルファベット)、単語(アイコン)を学び、慣れてきたら、文の構成(レイアウト)を考えてみることをオススメします。そこまでできたら、実践的に話を聴きながら、描いていくことで、グングン成長できますよ。
⒋YouTubeを見て、聴きながら描く練習をしよう!
図形、アイコン、レイアウトまで学んだら、実際に話を聴きながら、描く練習をしてみましょう。
今までの模写と違い、話を聴きながら描くのは、話題が流れていくので、描くスピードも問われてきます。
初めのうちは、動画を止めたり、戻したりしながら描いてみて、慣れてきたら、止めずに描けるようになることを目指しましょう。
描き方もノートに描くものと、模造紙で描くものは感覚が全然別物になるので、どちらも練習しておくと、場に求められるグラレコでの対応幅が広がります。
まずは自分の好きなものの解説動画などから始めてみるのがいいでしょう。好きなものであれば、話の内容が分からなくなるという事態も少なくなります!
もし、そういった動画がないと言う方は、下記にグラレコをする際にオススメのYouTubeをリンクしてますので、参照してください。
10分〜30分程度の動画がたくさんあります。日本語のスピーチもあるので、自分の興味がある分野で、描いてみてください。
現代社会やお金、芸術文化の話など幅広く話しています。途中途中でわかりやすく、ポイントが出てくるので、そのままでもとてもわかりやすいです。
人間関係、恋愛、読書法などみんなが関心を寄せるテーマを取り扱っています。短めの動画も多いので、やってみてください。DaiGoさんの話し方も早いので、いい練習になりますよ。
上達までの4ステップを振り返り
最後に練習の流れを振り返りましょう。
①◯・△・□といった図形を正確に描けるようになるまで練習する。
②絵文字を見ながら、自分の負担になりすぎず、サッと描けるアイコンを増やす。
③自分が描きたいグラレコイメージを持ち、それを細部まで丸写しする。
④動画を見て、動画を止めずに描くことに慣れる。
上記内容を、図形から始まり、アイコン、レイアウト、聴きながら描くという練習で、1週間もあれば、確実にグラレコの描き方は変わってきますよ!
ただ、上達するためには、1週間の1日にガッとやるのではなく、毎日少しの時間を見つけながら、コツコツと継続していくことが大事です。①〜④を反復して練習しながら、グラレコの腕前に磨きをかけましょう。
ちなみに上記の情報と重複するところもありますが、実践的に学びたい方には、Udemyにて動画でレッスンも行っておりますので、下記リンクを見てみてください。
【初心者向け】会議やプレゼンなどで役に立つ!1時間で学ぶ、グラレコ講座〜基礎から学ぶ6ステップ〜
【経験者向け】グラフィックレコーダーとして仕事をするための実践型グラレコ講座
グラレコをしてみたいけど、どう練習していったらいいか、わからないという方の助けに少しでもなれたら幸いです。
また、講座のご依頼等ありましたら、別途問い合わせフォームからご連絡ください。