達増知事へ「グラフィックレコーディング」と「関係人口」の可能性を提案しました

グラレココラム

先日開催された「若者の挑戦は北いわてから」をテーマとした岩手県知事との懇談会に、合同会社かしかし代表として参加しました。

今回の懇談では、地域おこし協力隊として洋野町で取り組んできた活動や、今後の展望についてお話しさせていただきました。

子どもたちの「好き」を仕事につなげる環境をつくりたい

私から最初にお伝えしたのは、クリエイティブ人材の育成についてです。

昨年、大野中学校や小学校で美術の授業やイラスト教室に関わる中で、絵が好きで才能のある子どもたちが数多くいることを実感しました。一方で、美術部がない学校もあり、「本当は絵を描きたいけれど環境がない」という声も耳にしました。

また、地域にはイラストやデザインを仕事としている人が少なく、「絵が好き」という気持ちを将来の選択肢につなげる機会も限られています。

そこで現在、洋野町でクリエイティブスクールの開講を計画しています。

イラストだけでなく、アニメーションやデザインなど、それぞれの分野で活躍するクリエイターを講師として招き、子どもたちが「好き」を将来の仕事や夢へ広げられる場をつくりたいと考えています。もちろん、グラフィックレコーディングのスキルについても、地域に還元して、クリエイターを育てていくことを考えています。

「おてつたび」で60人以上が洋野町へ

もう一つ紹介したのが、関係人口づくりの取り組みです。

地域おこし協力隊として空き家改修や民泊運営を進める中で、「おてつたび」を活用し、空き家改修や漁業、工場などの人手不足をサポートする参加者を募集してきました。

その結果、3年間で約60人が洋野町を訪れ、そのうち約4分の1の方が、その後プライベートでも洋野町へ遊びに来てくれるようになりました。

特に印象的だったのは、カニ漁の募集に20代女性から多くの応募があったことです。

「地方で働いてみたい」「地域を体験してみたい」という思いを持つ人は想像以上に多く、仕事や体験をきっかけに地域のファンになっていただける可能性を強く感じています。

今後は県外から訪れる方と、地域の学生や子どもたちが交流できる機会も増やしていきたいと考えています。

グラフィックレコーディングという新しい仕事の可能性

 

自分の活動について紹介しつつ、他の参加者の話もまとめ、懇談の最後には、実際にグラフィックレコーディングについて紹介させていただきました。

グラフィックレコーディングは、会議や対話の内容をイラストと文字でリアルタイムに可視化する仕事です。これまでイラストはポスターやチラシなどの用途が中心でしたが、人と人とのコミュニケーションを支える新しい仕事として活用が広がっています。

イラストの可能性を広げる仕事として、今後も多くの方に知っていただきたいと考えています。

達増知事からいただいた言葉

達増知事からは、グラフィックレコーディングについて「イラストが社会の役に立ち、仕事として成立していることに新鮮な驚きを感じた」とコメントをいただきました。

また、クリエイティブ分野に興味を持つ子どもたちへの支援や、空き家活用、関係人口づくりの取り組みについても期待の言葉をいただきました。

今回の懇談を通して改めて感じたのは、岩手には挑戦したい人や、応援したい人がたくさんいるということです。

これからも「クリエイティブ」と「関係人口づくり」の力で、洋野町や岩手県の未来につながる挑戦を続けていきたいと思います。

懇談会の全文については、こちらのリンクをご確認ください。

岩手県HP