【製作事例】宮古市のキャトル跡地の利活用を考えるワークショップ

グラレココラム

こんにちは、グラフィックレコーダー、とんぷです!実は先月から、NPO法人みやっこベースさまより、ご依頼をいただき、宮古市にある、駅前商業施設「キャトル」の跡地利用に関するワークショップのグラレコを担当させていただきました。

キックオフから始まり、その後4日間ワークショップの中で、キャトル跡地を巡ったりしながら、この場所がどんな存在だったかを思い返したり、何ができるか考えるというもの。

私は、その中で、ワークショップデザイナーの方のお話や参加された方々の利活用に関する意見を記録させていただきました。

キックオフ 山形市七日町のまちづくりの事例を学ぶ

山形まちづくり株式会社の下田孝志さまをお招きしての講演を3枚にまとめました。参加できなかった方にも内容が伝達できるように、トピックごとに縦のラインを意識しながらまとめたものになります。

WS1日目 キャトル跡地を巡り、当時の体験を整理する

ワークショップの初日は、キャトルの跡地を周ったのち、参加者同士で話し合っていただき、こんなことがあったなど発表していただきました。1枚目、2枚目はその発表をまとめたものとなります。描き方としましては各グループの発表をグルーピングしつつ、グループごとの色合いで発言などをまとめています。

 

3枚目は今回のワークショップのファシリテーターを務めていた、WORKSHOP LAND代表の相内洋輔さまのプレイスメイキングに対する考えをまとめたものです。

WS2日目 利活用のアイデアを発散させる

2日目は、キャトル跡地を利用する人を5つのカテゴリーに分けつつ、その人たちが利用するにあたって、ワクワクするアイデアの洗い出しを行いました。700近く上がったアイデアの中で、近いものをまとめつつ、整理していったものが、1〜2枚目のグラレコとなります。

広がったアイデアをもとに、参加者に5グループに分かれていただき、どんな場所や設備、環境が必要かなどをまとめたグラレコが3枚目となります。

WS3日目 実際の活用イメージを作っていく

3日目はこれまでのワークショップを踏まえ、参加者自身がキャトル跡地として生み出したいものを考えるところから始まりました。1枚目は、その中でのキーワードを拾っていき、作成したグラレコです。

そこから、また、5つのカテゴリーに分かれて、参加者の方々に、カテゴライズされた方々の利用シーンや場所の活用をイメージして、考えてもらったものをまとめたものが2枚目、3枚目のグラレコとなります。

WS4日目 利活用のアイデアを情報を集めながら、形作る

最終日はこれまで出たアイデアなどをもとに、実際に動く際に巻き込みたい人や必要な設備、場所のアイデア、今後の動きとして必要なことなどを考えて発表するものでした。

それぞれの発表と、最後に下田さまの総評についても触れつつ、3枚にまとめさせていただきました。

グラレコを導入することによる効果

作成したグラレコについては、宮古市をイメージしつつ、日付ごとのグラレコを3色を中心にまとめさせていただきました。なお、作成したグラレコはその翌日には、拡大コピーをしていただき、掲載いただきました。

掲載されることにより、その日参加できなかった参加者の方々にも、どのような話し合いがあったかの熱量を伝えることができ、また、ずっと参加している方も前日の話し合いのイメージを持ったまま、次のワークショップに参加することができる、と感じました。

私たちグラフィックレコーダーは、話し合いの場の熱量、言葉の持つ温度感を形として残す仕事だと考えています。文字だけでは伝わりきれないものを、イラストを交えながら残せればと考え、試行錯誤しながら描いております。

まちづくりや地域の話し合いの場、商品開発会議、プレゼンの場、など状況に合わせてグラレコを作成しておりますので、お気軽にお問い合わせください。